【5分でわかる】運送業の働き方改革〈システム紹介編〉 Posted on 2023年12月19日 by kondo こんにちは。皆様は、最近物流業界で話題の「2024年問題」をご存知でしょうか。この物流の「2024年問題」は、時間外労働時間の上限規制や改正改善基準告知が適用され、労働時間が短くなり輸送能力が不足してしまうことから、「モノが運べなくなる」可能性が懸念されています。そのため今回は、この物流の「2024年問題」に対応していくために知っておきたい「運送業の働き方改革」について〈概要編〉〈対応編〉〈システム編〉の3部に分けて解説します。 目次▼運送業で活用いただける「システム」の検討▼最後に…▼オススメオンデマンドセミナー 本コラムの〈概要編〉〈対応編〉では、運送業の働き方改革の概要から対応方法についてご紹介いたしました。第3弾では、働き方改革へ対応する際に活用できるシステムをご紹介いたします。このコラムは・運送業の働き方改革に対応するためのシステムを検討したい・システム導入する際の選定ポイントを知りたいといったお悩みをお持ちの方に最適な内容となっています。 運送業で活用いただける「システム」の検討 ここまでは、対応の流れや、対応していくためのポイントについて解説させていただきましたが、やはり人材不足の中、すべてを人の手で行っていく、改善していくとなると、工数や正確性に問題が発生しますよね。そこで今回は、運送業の働き方改革にご活用いただける「システム」について、いくつかご紹介いたします。1つずつ見ていきましょう。 ①勤怠管理システムまずは、勤怠管理システムです。勤怠管理システムで実現することが出来る要素は、以下の4つです。・タイムカードの不正打刻や勤怠報告の不正を防止することが出来る・工数を削減しつつ、正確な賃金を支払うことが出来る・休息時間などの細かい出退勤の管理がシステム上で簡潔に行うことが出来る・法改正への対応をスムーズに行うことが出来る現在は、様々な種類の勤怠管理システムが存在します。すべて同じように見えて、機能が大きく異なりますので、それぞれの企業様ごとにあったシステム選定が必要です。そのため、システムを選定するにあたってのポイントをいくつかご紹介いたします。・モバイル対応をしているか・残業、深夜残業などの申請ワークフローがあるか・GPSで位置情報を把握出来るか・シフト管理、作成機能があるか・給与会計ソフトとの連携が出来るか 上記のポイントを確認しながら、システム選定をしていきましょう。勤怠管理システムは、毎日欠かさずに行う「勤怠管理」をより正確に、かつ効率的に行うことが出来るシステムです。現在、タイムカードやExcelなどで管理されている企業様は、一度ご検討してみてはいかがでしょうか。 勤怠管理システム特設ページはこちら ②デジタルタコグラフまずは、勤怠管理システムです。勤怠管理システムで実現することが出来る要素は、以下の4つです。・運転時間や距離、速度など、より多くの正確なデータを集計することが出来る・緊急事態への迅速な対応が出来る・燃費改善につなげることが出来る・車両の細かい動態を管理することが出来る運送業のみなさまには、おなじみのデジタルタコグラフだと思いますが、最近のデジタルタコグラフはかなり高性能なものが多く展開されています。大体機能は同じだろうと思ってしまう方もいらっしゃると思いますが、デジタルタコグラフは勤怠管理や労務管理を同時に行えるものもあり、価格帯も大きく異なります。そのため、システムの選定をする前に、現在の運用方法の再確認や、使用しているシステムを確認し、機能が重ならないようにしましょう。以下がデジタルタコグラフの選定ポイントです。・労務管理機能が搭載されているか・勤怠管理を同時に行うことが出来る機能があるか・ドラレコと一体化しているか・機能や性能を踏まえたうえでの価格検討上記のポイントを確認しながら、システム選定をしていきましょう。現在アナログタコグラフを使用していて、勤怠管理や労務管理を別に行われている企業様がいらっしゃいましたら、ぜひデジタルタコグラフを導入し、1つのシステムで一括管理していきましょう。 ③運送管理システム3つ目は、運送管理システムです。運行管理システムとも言われるものとなります。運送管理システムで実現することが出来る要素は、以下の4つです。・ドライバーの労働状況を管理出来る・始業時刻と終業時刻、休憩時間、休日等の管理が出来る・従業員のシフト管理や給与計算等の一般事務業務まで管理が出来る・ドライバーの安全運転管理機能が搭載されており、安全管理が出来るドライバーの労働状況を管理することは、改善基準告知に違反していないかを確認することにも繋がるため、とても大切なポイントとなっています。現在、運送管理や運行管理に課題をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、ぜひご検討していただきたいシステムです。選定ポイントはコチラです。・目標に合わせたシステムを構築することが出来るか・自社と似た課題をもつ企業への導入実績があるか・導入後のサポート体制は整っているか運送管理や運行管理は、それぞれ企業様にあったシステム構築が必要です。いざ導入してみたけれど、構築したい項目が対応できない…といった失敗がないように、しっかりと自社の課題や目標を明確にし、必要な項目に対応できるシステムを導入していきましょう。 ④その他システム最後に、その他運用でご活用いただけるシステムについてご紹介いたします。以下の4つが働き方改革にご活用いただけるシステムです。・アルコールチェッカー・ETC2.0・ドライブレコーダー・AI点呼義務化されたアルコールチェックにご活用いただける「アルコールチェッカー」や、高速道路でコストカットが出来る「ETC2.0」、運転中の映像を録画、保存することが出来る「ドライブレコーダー」、そして、国土交通省から「常務後自動点呼」機器として認定を所得している「AI点呼」です。「AI点呼」は、正確にかつ効率的に遠隔の点呼業務を運用することが可能なので、なにかシステムを導入したいとお悩みの企業様にとても最適なシステムです。これらのシステムを選定する際の選定ポイントは、・その他システムの機能と被らないようにする・現在の運行状況を確認して、導入前と導入後のコストを確認する・目的に合わせた機能が組み合わせ可能かを確認するとなっています。AI点呼にはアルコールチェックが含まれているものもございます。そのため、現在ご使用されている機能を確認し、無駄なくシステム導入をしていきましょう。 最後に… いかがでしたでしょうか!第3弾では、働き方改革の対応にご活用いただけるシステムについてご紹介いたしました。自社に合うシステムが何か、現在使用しているシステムを最大に活用できているのかなど、少しでも疑問点や相談したい内容等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。IT Worldは、複数のシステムを取り扱っておりますので、皆様のご要望や課題、費用感などに合わせて最適なシステムをご提案させていただくことが可能です。システム導入の際は、提案からサポートまで一貫してお手伝いさせていただきますのでご安心ください。 さらに、システムの提案はもちろんのこと、現在の運用見直しやシステムを最大に活かすためのコンサルティングもさせていただきます。働き方改革に向けて運用方法を見直したい企業様や、システムの詳細について知りたい企業様もお気軽にお問い合わせください。 システム詳細・運用の見直しのお問い合わせはこちらから オススメオンデマンドセミナー 本コラムを見てくださった方に向けて、運送業の働き方改革コラムすべてがまとめてわかる、「運送業の働き方改革セミナー」のオンデマンド配信をご用意させていただきました。こちらのオンデマンド配信動画では、実際のグラフやイラストを用いてわかりやすく解説しています。さらに、動画の最後にはIT導入補助金2023や働き方改革推進支援助成金についてもご紹介! 補助金を活用してお得にシステム導入されたい方は必見です!是非、ご覧ください。 \オンデマンド配信はこちらの画像をTAP!/ その他法改正や補助金セミナー等のオンデマンド配信はこちらから