―ものづくり補助金の申請支援に注力されている背景や想いを教えてください。
2、3年前までは生産性向上のための設備投資のため、という目的が多く、申請される事業者さまは製造業さまがメインでしたが、近年はデジタルツール、ITツールの特別枠も出て、申請される業種が広がっています。
このものづくり補助金は、資金面ではもちろんのこと、事業計画の提出が必要になりますので事業計画のため、会社を客観的に見つめなおして、どこを目指すのか、考え直すきっかけとなるという点が私は企業様にとってとてもいい機会だと思っています。
そういった際、経営者の方がご相談いただきやすいよう、指導というよりは寄り添って対応することを心がけていますね。
―IT業界ご出身である渡辺先生ですが、ITに対する思いがあれば教えてください。
中小企業様の中には、情報処理部門を持たずにご自身の業務とDX化や効率化のためのIT化を兼任されている企業様がおおくいらっしゃいます。
それにより、経営視点ではなく現場視点が多くなることが多い、そこで全体の事を見渡して相談ができるポジションが必要だと感じていますので、私自身のIT業界での経験と、中小企業診断士としても双方の経験を活かし、お手伝いできればと思っています。
―皆さまに向けてのメッセージをお願いいたします。
ITツールは必要性が認められてきていますが、どのように進めていけばよいのかわからないというご不安を持っている企業様が非常に多いです。
そういったクライアント様に対し、資金面では補助金の活用、IT化への抵抗に対しては絡んでいる紐をほどくように寄り添うのが私どもの責務であると思っています。
ITについてはハードルが高いと思われることが多いので、ぜひお気軽にご相談いただき合いと思っています。もっと踏み込んで、ITを活用して業務を一緒に楽にしましょう!
とても明るく、お話ししやすいお人柄から感じることのできる優しさには、こういった思いやりがあったのですね。
ありがとうございました。